自然教室 6月5日(日)「伊奈ヶ湖カエル調査隊」を開催しました!
みなさま、こんにちは!
雨の日が多くなり、梅雨の時期を感じるようになりましたね。
エコパ伊奈ヶ湖の水辺では、カエルの鳴き声が聞こえるようになりました。
そんなエコパ伊奈ヶ湖で6月5日(日)に自然教室「伊奈ヶ湖カエル調査隊」を行いました!
伊奈ヶ湖周辺に生息しているカエルをただ見るのではなく、
カエルが生息するために必要な環境や他の生き物との繋がりをテーマに行いました。
まずはスタッフが、生き物を調査することで見えてくる、
その環境の特徴や生き物の生態について簡単に説明します。
森林科学館に展示されているジオラマを観察しながら、
それぞれのカエルがどんな姿をしているのかオリジナルのカエル図鑑にメモしました。
伊奈ヶ湖周辺にはどんな姿のカエルが生息しているのかが分かったら、カエルを探しに出発!!
沼地では、スタッフによるタゴガエルの解説を聞きながら、成体を観察しました。
タゴガエルは、石や木の葉の下でジッと暮らしているカエルです。
※カエルの写真は過去に撮影されたものです。
さらに進んでいくと、菖蒲池でアズマヒキガエルのオタマジャクシが大量にいました!
透明な容器に入れて、大きさや足が生えているのか観察しました。
ちなみに、ヒキガエルの卵の長さは約10mあります!
長さを実感して頂くために、スタッフが10mのロープを使って解説しました。
なお、ヒキガエルの観察中にヘビのヤマカガシが観察されました。
ヤマカガシはヒキガエルを沢山食べて、体内で毒を作っています!
※ヘビとオタマジャクシの写真は過去に撮影されたものです。
そして、調査終盤にモリアオガエルの卵塊が確認されました!
モリアオガエルは、水の中に卵を産むのではなく、なんと木の上に卵を産む不思議なカエルです!
皆さん、夢中になって木の上の卵塊を眺めていました。
池の中にいるオタマジャクシを探していたら、ヘビのヒバカリがいました!
過去にヒバカリがモリアオガエルの卵を食べている様子が観察されているため、今回も食べに来ていたのでしょう。
※写真は過去に撮影されたものです。
最後は、森林科学館に戻ってきて、カエルの繫殖動画や事前にスタッフが用意していたカエルの観察して、皆さんオリジナルのカエル図鑑を完成させました!
今回のカエル調査隊では、エコパに生息しているタゴガエル、モリアオガエル、アズマヒキガエル、ヤマアカガエルについて解説しました。
この4種は主に山に生息するカエルで、町の方では観察されない貴重なカエルです。
エコパには湖や森、沼地や沢など多様な環境があるため、これらのカエルが暮らしていけます。
様々なカエルが沢山いることで、カエルを食べるヘビや野生動物も暮らしていけます。
カエルを通して、エコパの環境と生き物の繋がりを皆さんに知って頂きました!
今回のイベント様子がTV放送されます!!
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番組名:みんなのテレビ「南プスわいど」
内容:櫛形地区・若草地区の出来事を毎月ニュース形式で
お伝えする峡西CATVの地域情報番組です。
放送日:6月27日(月)~7月3日(日)
放送時間:午前9時、午前12時
午後6時、午後8時
放送エリア:南アルプス市櫛形地区・若草地区
チャンネル番号:11ch
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