フキの花
みなさま、春をいかがお過ごしですか。
今日はエコパ伊奈ヶ湖に顔を出した春の使者、フキの花をご紹介します。

下の写真↓はグリーンロッジのクリの木の根元です。
落ち葉の中にフキがいくつ潜んでいるか、探してみてください。

答えは5つ。

もちろん、写真の外側にもぽこぽことフキが顔を出しています。
そのたくさんのフキの花を見つけたスタッフも「わあ、いつの間に!」と声を上げてしまいました。
これらのフキは、おそらく地下茎でひとつにつながっています。
見た目は別々でも、見えない地下ではしっかりつながっている…。
そんな特徴が、フキの花言葉「真実は一つ」に通じるのかもしれません。
さて、フキに近づいていきます、と。

キク科(タンポポの仲間)らしい集合花で、なかなか豪華ですね。

頭花ひとつずつは星形5枚の真っ白な花弁をつけています。

驚いたことに、今日見た株はすべて雄株でした!
フキは、キク科植物としては珍しい雌雄異株。
雄株の頭花は、形態的にはめしべとおしべ両方ある両性花なのですが、実を結びません。
筒状のおしべはたくさんの花粉を出し、おしべとしての役割を果たしています。
しかし、中心から飛び出ているめしべは先端が閉じており、
めしべ本来の役割である受粉を果たすことができません。
下の写真↓を見ると(少し見づらいですが)、受粉できないはずのめしべの先に花粉がたくさん集まっています。

まるで、めしべが、訪れた昆虫に花粉を手渡す”中継点”になっているかのようです。
なんとも不思議です…。
さて、園内にはフキの雌株も暮らしています。
どこにいるか、ぜひ探してみてくださいね。
答えはグリーンロッジの窓口でお伝えしますので、お気軽にお声がけください。
最後に、山菜の代名詞ともいえるフキですが、園内では生き物の採取禁止です。
「雌株より雄株の方がちょっぴり苦い?」などの説もあり、
味を確かめてみたくなるところですが、
優しいお気持ちで観察をお楽しみください。
エコパ伊奈ヶ湖では「春の自然教室」の開催を予定しています。
春チラシ→2026年4月-6月の自然教室チラシ – エコパ伊奈ヶ湖
HP→エコパ伊奈ヶ湖 – あそぶ・たべる・とまる、エコパ伊奈ヶ湖
みなさまのご来園を心よりお待ちしております。