【五月の自然情報】

こんにちは!

本日は端午の節句。皆様は休日をどのように過ごされたのでしょうか。
こちらエコパ伊奈ヶ湖は、本日もお客様で盛況でした。

新緑が山を萌黄色に染め、あちこちにフジが薄紫の斑点となる櫛形山。
朝夕の冷え込みは厳しくとも、昼間の温かさからは夏の兆しが感じられます。

園内では先月より咲き始めたモミジイチゴの花がそこかしこで見られます。
「イチゴ」と名にある通り、6月中旬くらいになると花は黄色い木苺が実ります。

コナラやケヤキが新しい葉をつける中、ウワミズザクラなどの白い花はハチ達を惹きつけてやみません。

日に日に暖かくなる今日この頃、ある霧の朝、私たちの前に珍客が現れました。

ホンドテン

テンです。イタチの仲間で、小動物や昆虫、果実などを食べて暮らしています。

テンは夏毛と冬毛があり、このテンは鼻先と足先が黒ずみ始めているので、冬毛から夏毛に切り替わっている様です。

逃げるホンドテン

人間に見られていると気づくと、一目散に走って逃げていきました。

エコパ周辺ではテンはもちろん、シカやカモシカ、ムササビなども観察されています。

こうした様々な動物たちが暮らせる環境が末永く在り続ける事を祈ります。

 

豊かな自然に囲まれたエコパ伊奈ヶ湖では、林内にあるテントサイトの他、BBQやオートキャンプ場などの宿泊施設があります。
季節を通じて自然を体感する様々なイベントもありますので、お気軽にご参加ください。