【出張講座】ワークショップで生きものの繋がりを知ってもらいました!

皆さん、こんにちは!

先日お伝えしました、若草小学校での出前講座の2回目を、今月実施いたしましたので、その様子をご紹介します!

前回の様子はコチラ⇒https://ecopa-inagako.jp/3367/

 

この出張講座では、今年の総合学習での一年間の取り組みを通して南アルプスユネスコエコパークを理解することで、自分たちの身の回りの自然を守る取り組みにつなげることが目的で、私たちは南アルプスユネスコエコパークについての理解の部分を担当させていただいています。

前回は、身近な生き物を知ろう!ということで野鳥観察を行いました。その後、学校の活動の中で、子どもたち自身で身近な鳥を改めて調べたり、その他の身近なカエルや昆虫、植物などを探してもらい地域の生きものについて学習しました。

 

今回は、その…

「生きものたちのつながりを通して南アルプスユネスコエコパークを知ろう」

というテーマです。

 

今回はワークショップを中心に、生きもののつながりや、南アルプスユネスコエコパークとは何かについて、体験学習を行いました。

 

観察した身近な生き物や、山に生息する生きものも含め、生きものたちが食べる・食べられるで生きものカードをつないで、子どもたちに「生きもののつながりマップ」を作ってもらいました。

 

たくさんの生きものや、知らない生きものもいるので…話し合ったり、ああじゃない…こうじゃない…とみんなで考えて、生きものつながりマップを作ってもらいました。

 

 

班やクラスごとに、子どもたちの個性やチームワークも加わった、つながりマップができました!

そこから、エコパ伊奈ヶ湖のスタッフで「生物多様性」「生きもの同士のつながり」について、マップを見ながら解説しました。

体験の中で「イヌワシは他の生きものに食べられていない」「バッタはたくさんの生きものに食べられている」など気づいて発言してくれる子たちもいました!

 

 

今度は、全体の授業のテーマでもある「南アルプスユネスコエコパーク」って何なの?というお話をしていきました。

 

南アルプスユネスコエコパークの目的、核心地域・緩衝地域・移行地域の各エリアの役割りや、それぞれどんな環境でどんな生きものがいるかを紹介していきました。

 

 

南アルプスユネスコエコパークのイメージが少しできたところで、自分たちで作った生きもののつながりマップにいる生きものを、南アルプスユネスコエコパークの核心地域・緩衝地域・移行地域のどこに生息しているのかをシールで分けていきました!

シールを貼ってみて、答え合わせをする中で、生きものの生息する数や環境の違いなどを簡単にですが、実感してもらいました。生きものの生息数や環境の違いを知ることで、守っていかないといけない生きものがいる一方で、身近な生きものたちも「生きものの繋がり」を守るためには重要であることを知ってもらいました。

 

この生物多様性の生きものたちの関わりの中には人間も入っています。そして、それぞれが人間と調和し共生していきながら、生きていくことが必要なんだよ、というお話をさせていただきました。

 

今までは移行地域である小学校周辺で、生きもののこと・南アルプスユネスコエコパークことを学んできました。そして次回は!実際に、緩衝地域である「エコパ伊奈ヶ湖」に来てもらい、南アルプスユネスコエコパークへの理解を深めてもらえたらと思います!

 

次回も子どもたちに会えるのを楽しみにしています♪