【出張講座】小学校で野鳥観察を実施しました
皆さん、こんにちは!うおちゃんです♪
エコパ伊奈ヶ湖では、新型コロナの影響で、来園予定の学校が中止または延期の中、出前授業の依頼をいただきスタッフを派遣しました!
出前授業では、総合学習の一部を担当させてもらうこととなりました。
先日、初回を迎えたので、そのご報告をさせてもらいます!
今年の総合学習での一年間の取り組みを通して南アルプスユネスコエコパークを理解することで、自分たちの身の回りの自然を守る取り組みにつなげることが目的で、私たちは南アルプスユネスコエコパークについての理解の部分を担当させていただきます。
南アルプスユネスコエコパークって??という方はこちらをご覧ください↓
https://minami-alps-br.org/about.html
数回に分けて実施する出張授業の初回にあたる今回は、ユネスコエコパークにも登録されている南アルプス市内の身近な自然をじっくりと観察することで、身の回りの環境の豊かさに気付いてもらうことを目的でおこないました。
冒頭の自己紹介に続いておこなったユネスコエコパークについての話の中で、実は南アルプス市全体がエコパークの範囲として認定されているという話をすると「知らなかった!」という声も多数聞かれました。
そんな、ユネスコエコパークにも認定されている学校周辺に実際にどのような生きものがいるのかを、今回は野鳥を中心に観察に出かけてみました。
以下、児童とこのような感じで観察を行いました!
学校の大きなシダレヤナギの木では、ムクドリが子育てをしていました!
みんなのすぐそばにも鳥が暮らしていることが分かりましたね。
子どもたちは、双眼鏡で覗いてみたり、出たり入ったりする親鳥やヒナの声にわくわくしていました!
それから学校を飛び出して野鳥観察です!
若草小学校の周辺には広い田んぼ地帯があります。
スコープなども利用して、普段は何気なく「鳥だなぁ」と思っているだけの鳥たちをじっくりと、見やすい道具を使って観察しました。
何をしているんだろう?どんな場所にいるんだろう?
声をかけているうちに子どもたちもどんどん鳥を知ろうとしてくれていました。
コサギ、ダイサギ、ハクセキレイ、ムクドリ、チョウゲンボウ、オオヨシキリなどが見られました。学校周辺でもいろいろな鳥を見られ児童たちは興奮していました。
観察会終了後、子どもたちに「自分たちの身の回りに思った以上に鳥がいたと思う人」と質問すると多くの児童が手を挙げてくれました。今まで何気なく見ていた鳥に興味を持ってくれたと感じ嬉しかったです。
最後に観察した鳥のふりかえりをおこない、見つけた鳥のおさらいと解説をチェックシートを使いながら行いました。
今回使用したチェックシートを使って、この後も、見つけたものにはチェックしていってもらえたらと思っています。
終了後には、鳥が得意なむっちーには、子どもたちの囲み取材が殺到!
「トビは何を食べるの?」
「天敵って何?」
「ハシボソガラスとハシブトガラスの違いはなに?」
終わったあと、観察で見た鳥についての質問をしてくれる子もいました。
また、子どもたち自身で、校舎から見えるツバメの巣を発見するなど…観察を通して、鳥を見る目ができてきたようでした。
また、次回には、今回の観察できた鳥などの生きものを通して、生きもの同士のつながりについて学び、色々な生きものが暮らしていける環境の大切さを知っていただく予定です。
私たちスタッフ一同、次回も子どもたちと一緒に活動できること、みんなに会えることを楽しみにしています♪