エコパの生きもの【ヤマアカガエル 産卵確認!】

皆さまこんにちは!

昨日は最高気温10.2℃、最低気温-2.1℃となりましたが、

本日は、霜柱もできるような寒さです。

(10時現在、-1.2℃ / 昨夜から10時までの最低気温が-3.0℃となっています)

 

さて、人間にとってはまだまだ寒い山の中ですが…

生きものたちは春に向かって動き出しています!

 

本日、森林科学館前のかえる池にて、

何やら水面にモコモコしたものを見つけました。

 

 

手で少しすくってみると…

かためのゼリー状のものに包まれた卵が!?

 

そう、【ヤマアカガエル】の卵です!

こちらの写真は昨年度の写真です。

ヤマアカガエルは、まだ捕食者たちが動き出していない冬に、

一度冬眠から目覚め、産卵を行います。

そして、産卵のあと、本格的な春までまた静かに寝ている…

というなんとも大変そうな生態をしています。

これが彼らが生き残るための戦略として、

あえてこの季節を産卵期にしているのです。

産卵した後も、タヌキなどの動物に食べられたり、

卵ごと凍ってしまったりと…

産卵後もまだすべての卵が孵ることができるかわかりません。

もし、これからの季節、ヤマアカガエルの卵を見つけたら、

そ~っと見守ってあげてくださいね。

 

また、エコパ伊奈ヶ湖に来られる際、

暖かい日で雨あがりの時など、ヤマアカガエルが

道路を跳ねて移動していることがありますので、

お気をつけください。