9月8日(日)に自然教室「季節の自然観察会」を開催しました!

みなさま、こんにちは!

気づけば9月も後半、エコパでは涼しさを感じる頃合いになってまいりました。

更新が遅くなりましたが、エコパでは9月8日(日)に自然教室「季節の自然観察会」を行いました!
こちらの自然教室は、自然観察指導員の方と一緒にエコパで自然を観察したり、
遊んだりして、自然に親しんでもらう自然教室になります。
今回は、昆虫や植物など様々なものを観察しました!

 

まずこの季節はたくさんのトンボが飛んでいて、現在十種類ほどのトンボを観察することができます。

なかでも「赤とんぼ」の一種であるアキアカネは、6月頃まではヤゴからトンボになった姿を
町中の田んぼで見ることができますが、
暑いところが苦手なので7月頃には移動をして、標高が高い涼しい場所にやってきます。
涼しい場所にいる間に、オスの全身は赤く色づき大人になります。
そして平地が涼しくなった頃合いに、また田んぼに戻り、番(つがい)を探して繁殖します。

そしてまた新しく生まれたヤゴがトンボになって移動をして…という風にアキアカネの一生は繰り返されています。
ということで、今ここエコパにいるアキアカネはちょうど涼みに来ているところになります。

次は芝生広場にあるテーブルの近くにやってきました。
地面をよく見ると何やら土を掘り返したようなあとが…

この掘り返された土、よく見ると丸い形をしています。
実はこれはクソミミズというミミズの1種が積み上げたフンで、
ミミズのフンは栄養のある土になるうえで欠かせないものだったりします。

では実際にミミズを探して観察してみましょう。

参加者の皆さんで協力しながら、枝で落ち葉をどかしてガサガサしてみます。
そして…少し時間がかかってしまいましたが見つかりました!(クソミミズではありませんでした)

そして見つけたミミズを観察しながらクイズに挑戦してもらいました。(クイズの1部をご紹介します。)

では突然ですが、問題です。ミミズにはオスとメスがいるでしょうか?

皆さんかなり悩まれていましたが、正解は、オスとメスはいません!でした。
ミミズにはオスとメスの区別がなく、どちらの特徴をもっています。

こうした生物のことを雌雄同体(しゆうどうたい)と呼びます。ミミズ以外だとナメクジやカタツムリも雌雄同体です。
雌雄同体はいい相手が見つからず一生を終えることが少なく、繁殖の成功率が上がります。

そしてまたまた場所を変えまして、受付前のクリの木の前にやってきました。
足元をよく探してみると茶色や緑色のクリが!
茶色のものは去年落ちたものですが、緑色は今年の大雨の影響などで落ちてしまったものになります。

突然ですが、皆さんはクリのとげとげの部分がどう生えているか考えたことはあるでしょうか?

同じ大きさのとげが生えているのか、V字で生えているのか、はたまたたくさん枝分かれしているのか、、、
少しとげを切り取って観察してみましょう。

観察してみると…たくさんのとげが枝分かれして生えていることがわかりました。
このクリのとげはどうして生えているのかは、明らかになっていませんが、
一番有力な説は、「虫に食べられないようにするため」と言われています。

お次は、そんなとげとげなクリをつかって遊んでみました!
みなさんが拾ったクリとハサミで何をするかというと…


みなさんにはクリをお客さんにして、美容師さんになってもらいました。
横長だったり、縦長だったり、はたまた切りすぎてしまったり…
クリのとげが硬くても一生懸命に切っていて、個性のある子たちができました!

 

まだまだ様々なもの観察しましたが、長くなってしまうのでここまで。

次の自然観察会は10月20日(日)になります。
10月20日の会は電話での予約受付を開始しておりますので、興味のある方は、ぜひご参加ください!
ほかにもエコパでは様々な自然教室をおこなっておりますので、あわせてご参照ください!