エコパ伊奈ヶ湖季節の自然情報~初夏編~
みなさま
こんにちは!桜の季節も過ぎ去り、園内はすっかり夏模様に変わりつつあります。
エコパ伊奈ヶ湖ではたくさんの花が咲く季節です。
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大きな蝶もやってくるようになりました。 夏もすぐそこまで来ています。
現在、菖蒲池ではキショウブとカキツバタが、ウッドビレッジ前ではアヤメが見頃迎えています。
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ウッドビレッジのアヤメ
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菖蒲池のカキツバタ
カキツバタとアヤメはとってもよく似たお花ですが、菖蒲池にある東屋にはカキツバタ、アヤメ、そしてショウブのお花の違いが書かれた看板が立ってます。気になる方はこちらで違いを把握してから見てみるのもおすすめです♪
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菖蒲池に設置されているアヤメや菖蒲などの見分け方。 エコパ伊奈ヶ湖で咲いているものはどれでしょう!
そしてもう一つ、梅雨に近づくこの時期ならではのものが…
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拡大したものがこちら。ふわふわもこもこのものが枝についています。
木にぶら下がるあわあわの物体…一体何だと思いますか?
実はこれ…
カエルの卵なんです!!
みなさんはモリアオガエルというカエルをご存じですか?モリアオガエルは森の中に暮らしているカエルです。
大きさはオスだと4~6センチ、メスは大きいと8センチくらいに成長します。
このあわあわはモリアオガエルの卵になります。
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大人のモリアオガエル。木の上にいることが多くなかなか見つけられません…
大きな吸盤のついた足や、木登りが上手なことも特徴ですが、
一番の特徴はやっぱりこのあわあわの卵の塊を産むこと!
ほとんどのカエルは水の中に卵を産みますが、モリアオガエルは水の上にあわあわに包まれた卵を産みます。
産む場所は水の上になるならどこにでも。
大体のモリアオガエルは池の上に伸びている木の枝に産みますが、中には側溝の壁に産んでいたり、
水際の地面に産んでいることも!
あわあわの部分は産卵したばかりでは泡状ですが、1日ほど経つと表面が乾いて中の乾燥を防ぐ役割を持ちます。
エコパでは5月~6月上旬になるとモリアオガエルの卵が見られるようになります。
オタマジャクシが見られるようになるのは6月中旬あたりから。
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たまごから出てきたオタマジャクシ。
モリアオガエルの卵を守る泡は1~2週間ほどで溶けだし、そのタイミングでオタマジャクシは池の中に落ちていきます。
8月ころには小さな小さなカエルになって陸上に出てきます。
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上陸したてのモリアオガエル。まだまだ小さくダニや小さな虫などを食べます。ここから2~3年かけて大人になっていきます。
エコパ伊奈ヶ湖にはモリアオガエルのほかにも、ヤマアカガエル、タゴガエル、アズマヒキガエルの3種類のカエルが生息しています。
アズマヒキガエルはこの時期、南伊奈ヶ湖、菖蒲池のあたりでオタマジャクシが見られます。
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アズマヒキガエルのオタマジャクシ。 もう後ろ足が生えています。
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大人のアズマヒキガエル。とてもおおきく、手のひらサイズはあります。
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そんなアズマヒキガエルも上陸したては豆粒サイズ!
何年もかけて大きく成長するのです…!
ヤマアカガエルもこの時期はオタマジャクシの姿で見られます。
森林科学館にてオタマジャクシの展示をしておりますので、気になる方は森林科学館へ♪
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大人のヤマアカガエル。 夜、南伊奈ヶ湖や、テントサイト内を歩いていると見つけることがあります。動きが早く、なかなか捕まえるのが大変です。
たくさんの生きものが動き出す春も終わり、夏になろうとしています。
今回紹介した生き物以外にもエコパ伊奈ヶ湖で暮らしている生きものは沢山!
ぜひ散策ついでに探してみてください♪
だいぶ暖かい日も増えてきましたが、まだまだ日差しがないと寒いことも…。
エコパに来られる際は1枚上着の準備をしておくと安心ですよ♪
みなさまのご来園、お待ちしております♪
※エコパ伊奈ヶ湖では動植物の採集をご遠慮お願いしております。生きものを観察されましたら、元の場所に帰していただくようご協力お願いします。