「はじめての冬鳥観察会」「冬の野鳥調査体験」実施しました!
こんにちは!
だんだん暖かくなってきたので、
エコパも鳥たちの声がたくさん聞こえるようになってきました。
そんなエコパ伊奈ヶ湖で、3月は2回自然教室を実施しました!
3/7(日)「はじめての冬鳥観察会」
3/14(日)「冬の野鳥調査体験」
その当日のご様子をご報告していきたいと思います。
まず、
3/7(日)「はじめての冬鳥観察会」
エコパ伊奈ヶ湖がどんな場所か知った後に、
双眼鏡を使う練習をしてエコパ伊奈ヶ湖の森の中へ!
今回は冬鳥のカヤクグリと漂鳥のルリビタキのメスを見ることができました。
カヤクグリは冬鳥と言って、冬にしか見られない鳥の一種です。
冬鳥は冬にロシア方面から、越冬のために日本へ渡ってくる野鳥のことです。
カヤクグリは「茅をくぐる」という名の通り藪を好み警戒心が強いので、
近くにいても姿を見るが大変な野鳥の一つでもあります。
鳴き声は可愛く、「チリリリリリ」と優しく鳴く地鳴きが特徴です。
ルリビタキは漂鳥といって、高山と低山を行き来している鳥です。
この冬も、ルリビタキが越冬のために
標高1,800m以上の高い山からエコパまで下りてきていました。
メスはオスに比べて青色が少なく、全体的に地味な色です。
メスが抱卵する際に、そちらの方が天敵にみつかりにくく
襲われる確率が低いからではないかと考えられています。
この写真ではわかりづらいですが、
尾っぽの部分(腰あたり)がかすかに青く色づいていて、
お腹の横(脇あたり)が黄色がかっているのがルリビタキのメスの特徴です。
他にもホオジロやカケス、カルガモ、オオバン、ミソサザイ、
小鳥の混群(シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、コゲラ)、
ついでにコブハクチョウ(エコパ伊奈ヶ湖のアイドル「はくまる」)…
こんな野鳥が見られました。
※混群…複数の別種が混ざって行動する群れのこと。
今回はくもりで少し肌寒い日でしたが、
冬鳥から留鳥、漂鳥まで様々な鳥を見ることができ鳥の声も多く聞こえたため、
2時間があっというまの野鳥観察会になりました。
次に
3/14(日)「冬の野鳥調査体験」
今回はスタッフが毎月1回行っている鳥類調査を体験して、
調査の重要性を知ってもらおう!ということではじまりました。
みんなで2時間程、実際の調査ルートの3/2を歩いて観察できた鳥を記録しました。
早速、男の子がキジバトを発見!
双眼鏡よりも肉眼で見つけるのが得意だとのこと…すごいです。
どんな場所にとまるか、いつも鳥をよく観察している証拠ですね!
キジバトはこんな鳥です。
街にもいますが、エコパ伊奈ヶ湖でも2羽よく見かけます。
このように発見した鳥を、どんどんと記録用紙に記入していきます。
確認できた場所を地図上に書いて、
記録用紙に種名と数と鳴いていたか・何をしていたかなど、記入していきます。
その他、小鳥のシジュウカラ・ヒガラ・コガラ・
ヤマガラ・エナガ・コゲラの混群に出会えました!
小鳥は動きが速いので、双眼鏡で追うのがとても大変です…
今回、一番サービスが良かったのはカケスです。
日向でのんびりじっとしていたので、
参加者とじっくり観察することができました。
風切り羽に青い羽があるのが特徴です。
とても綺麗なので、アクセサリーによく使用されます。
サプライズとして、クマタカも上空を飛翔してくれました!
他にも、ハシブトガラス、ヒヨドリ、マヒワ、ホオジロ、
漂鳥のキクイタダキ、ルリビタキ(メス)
の声を聞いたり姿を見ることができました。
野鳥を観察したり、調査をすることで、その地域環境の変化を知る事ができます。
ぜひ、みなさんの家の周りでも、どんな鳥がいるか探してみてください!
数日雨が続いた翌日の暖かい日は、鳥見日和ですよ!
実は、「冬の野鳥調査体験」の日がまさにそうでした。
雨が降る日や晴れが続く日に比べて、鳥たちの姿が活発になることが多いです。
雨の日はたくさんのご飯が食べられないので、
暖かくなると一斉に「ご飯食べよう!」と飛び回る姿が多く見られます。
次の野鳥観察会は5/16(日)の「夏鳥をさがしにいこう」です。
応募開始は4/1からです!
また、双眼鏡の使い方からみんなで練習をするので、
はじめてでも自信がなくても大丈夫です。
夏は野鳥にとって繁殖の季節になります。
冬と景色も鳥の声も変わり、冬との違いが楽しめます。
申込はグリーンロッジまでお電話をおねがいします。
グリーンロッジ(総合受付):055-283-8700
ぜひ、お待ちしております!
※記事内に載せた野鳥の写真は、別日に事前に撮ったものです。