8月31日に自然教室「森のテラリウムづくり~キノコの森をつくろう~」を開催しました!
みなさまこんにちは!
若干の寒暖差が感じられる今日この頃。エコパでは最低気温を20℃下回る日もちらほら…。
みなさまも体調を崩さぬようお気を付けてお過ごしくださいませ。
さてそんなエコパでは、8月の最終日にあたる8/31に自然教室「森のテラリウムづくり~キノコの森をつくろう~」を開催しました!
今回が初開催となる自然教室。この自然教室は、スタッフが本物のキノコ(タマゴタケ)3Dスキャンして、3Dプリンターで出力した模型を参加者のみなさまが好きな色で塗り、キノコテラリウムを作ります!さらに題材にしているキノコについて知ってほしい!という事でテラリウムを作成する前に、お外で簡単なキノコ観察会を実施しました。
キノコは栄養の取り方の違いによって大きく3つの種類に分けられます。
まず一つ目は腐生菌、これは落ち葉や倒木に生えるもので、朽木の栄養を利用しています。代表的なものとしては、シイタケやナメコがあげられます。
今回見つけたのはサルノコシカケと呼ばれるものの一種。このキノコ腐生菌の一種で、切り株などに生えて木材を腐らせます。
木質で硬いので、今回は鉛筆で軽くたたいて硬さを実感していただきました。
ちなみに名前の通りサルの腰掛けとして使われていたという話もあったりなかったり…。
このキノコは漢方薬として使われていたこともあり、煎じてお茶として利用されていたんだとか。もう一つは菌根菌というもの。
この種類は、木と共生して生きており、木の根っこにつながっています。共生関係にあることで、栄養をわけたり、作ったりと植物と助け合って生きています。
今回の模型のモデルとなったのは、この菌根菌の一種であるタマゴタケ。
このタマゴタケは生え始めが卵ににていることから名づけられました。赤色で目を引くこのタマゴタケですが、食べられるそうです。ですがキノコはかなり似た種類がありますし、エコパは採取禁止なので、食べないようお願いいたします。
最後は今回みつけられませんでしたが、寄生菌というものがあります。
この種類のものは、虫などに寄生し、宿主から栄養を吸い取って生きています。ものによってはそのまま栄養を吸い尽くしてしまうことも…。
ということでキノコ観察が終わったらいよいよキノコテラリウムを作っていきます!
まずは土台に置く前に真っ白な模型に色をぬります。
思い思いの色で色をぬりぬり…!奇抜な色とおもっても調べてみるとあったりするのが面白いところ。
大人も子供も関係なく真剣なまなざしで作成しています…!!
そして塗り終わったら次は飾り付け!
粘土を下に土台として設置したら、エコパでとれたヒノキの実やハンノキ、リスの食痕、市販の素材をいい感じになるように置いていきます。
場所を決めて固定できたら完成!
とっても素敵な作品ができました!
今回初開催となった森のテラリウムづくり。
とても好評で無事に終えることができました!また機会があれば開催したいと思っておりますので、ご興味あればぜひご参加くださいませ!
このほかにもエコパ伊奈ヶ湖では、さまざまな自然教室を企画しておりますので、お気軽にご参加ください。
秋の自然教室についての情報はこちら↓↓
2025年度10-12月の自然教室チラシ – エコパ伊奈ヶ湖
みなさまのご来園、心よりお待ちしております♪