8月9日に自然教室「ミクロ探検隊~ミクロな世界を見てみよう~」を実施しました。

みなさまこんにちは!エコパ伊奈ヶ湖です!

夏真っ盛りのこの時期。みなさまはどうお過ごしですか?
夏休みも後半、エコパ伊奈ヶ湖では8月9日に自然教室「ミクロ探検隊」を実施しました!

名前の通り小さな世界をのぞきに行くこの自然教室は、土の中に暮らしている小さな小さな生きものを探しにいく自然教室です♪

参加者のみなさまにはまず、自分が知っている土の中の生きもの「土壌生物」を書きだしてもらいました。

参加者のみなさまはミミズやダンゴムシ、モグラなど…。たくさん書いてくださいました。
土の中で暮らしている生きものを書いてもらったら、本当にいるのか確かめに行きましょう♪

ということで、エコパの土の中に暮らす生きものを探すためにまず、土を採集しに行きます。

スタッフが土の集め方を説明しているところ。土の中の生きものは湿った場所に多いので表面の乾いた落ち葉は取り除きます。

今回は科学館裏手の森の土を集めました。
土ごと集めることで目に見えないくらい小さな生きものも集めることが出来ます。
土を集め終わったら、次は土の中から生きものを探し出します。
土をふるいにかけて生きものと土を分けていきます。
ふるいの目より大きな生きものは、ふるいの中に残るのでスプーンなどですくいとり、プラスチックカップの中へ。
ふるいの目より小さな生きものは、ふるいの下に土と一緒に落ちていくので最後に目で見ながら捕まえていきます。

生きものを捕まえることが出来たら室内に戻り、捕まえた生きものが一体なんの仲間なのか調べていきます。

調べた生きもののうち、お気に入りの生きものはワークシートに書いてもらいました。

今回見つけた土の中に暮らす生きものは、ミミズやムカデ、クモ、アリなど、みなさんも見たことある生きもののほかに
センチコガネというコガネムシの仲間や、ババヤスデの仲間など普段意識して見ることのない生きものを見ることができました!

オオセンチコガネ。キラキラしてとてもきれいなコガネムシの仲間。実はシカやイノシシなどの動物のうんちを食べます。

ヤスデの仲間。ババヤスデ。ブラックライトを当てると光る性質を持っています。

実際にブラックライトで光る様子。手に持っているプラスチックケースに中央部分に注目。

このヤスデは紫外線に反応する物質を持っているため、ブラックライトを当てると青白く光っているように見えます。

土の中に暮らす生きものは、ミミズやダンゴムシのように目に見える大きさのものから
ダニや菌類といった、虫眼鏡や顕微鏡を使って見ないとわからない大きさの、微生物と呼ばれる生きものまでさまざまな種類がいます。

土壌生物は落ち葉や生きものの死体、動物のうんちなどを食べて粉々にしていきます。
その粉々になったものを菌類などの微生物たちが分解し、植物にとって栄養のある土にしてくれるのです。

つまりたくさんの土壌生物が暮らしている森は、それだけ土の栄養もたくさん作れるということ!

 

はたしてみなさまの周りのお庭や森にはどれだけの土壌生物がいるのでしょう…?
夏休みも後半、自由研究にお困りの方は「身の回りの土の中の生きものを探してみる!」のもいいかもしれません。

夏休みの間はエコパ伊奈ヶ湖は無休で営業しています!
夏の思い出作りにキャンプや、自然教室はいかがでしょう。
皆さまのご来園、心よりお待ちしております♪