3/1きのこのほだ木作り体験を実施しました!
みなさまこんにちは!
3月に入り、暖かい日も増えてきたでしょうか?みなさまの地域はいかがでしょうか。
エコパ伊奈ヶ湖は、最高気温も10度前後とまだまだ寒い日が続いております。
日によっては雪がちらちらと舞う日も…
そんなまだ寒いエコパ伊奈ヶ湖ですが、3/1にきのこのほだ木づくりを行いました!
ほだ木とは、キノコを栽培する際に種菌をつける原木のことを言います。
今回はクヌギやコナラといった広葉樹をほだ木にして、参加者と一緒にシイタケ菌を植えました!
ほだ木に利用した樹木も、ただやみくもに切り倒したものを利用しているわけではなく、間伐という作業の際に出たものを使用しています。
間伐というのは、森林の成長に応じて一部の樹木を切る作業です。
木を切るというのは良くないことと思われがちですが、実はこれも森を長く大切にするのに大事な作業なのです。
間伐することでぎゅうぎゅうになってしまった森の中に隙間を増やすことができます。
隙間ができることで地表にも光が届くようになり、下草や小さな芽が芽吹いたり、切り株から若い芽が生えて育つことで森を持続させることができます。
今回はこの間伐作業で出た伐採木を利用してシイタケのほだ木を作りました。
まずは丸太に穴をあける場所をチョークで印をつけていきます。
一本の丸太に20~40本ほど穴をあける予定で印をつけていきます。

ほだ木は直径15㎝、長さ1mほどあるので大人に支えてもらいながら印をつけていきます。
印をつけたら、ドリルで穴をあけていきます。
ドリルは深く開けすぎないように短いドリルにしたり、ストッパーになる器具を取り付けます。

穴をあけたときに出た木くずに興味津々のみんな。触ってみたり匂いを嗅いだり…思い思いに触っていました。
穴をあけたら、最後の作業!あけた穴にシイタケ菌を埋め込んでいきます。
今回は成形菌という、「オガ菌をシート状のパックに詰めた後に、スチロールの菌栓を付けて駒の形に成型加工したもの」を利用しました。これなら力を入れなくても榾木に埋め込むことができます!

空けた穴にギュギュっと種菌を埋め込んでいきます。
こうしてシイタケのほだ木の完成!!
作ったほだ木は1人1本持ち帰りしてもらいました!参加してくださった皆様ありがとうございました!
このあと湿度や温度に気を付けながら、ほだ木を管理をすることで来年の秋にはシイタケが収穫できるようになります。
その後は、春と秋に収穫ができるようになるのです。
今回のきのこのほだ木は森づくりの一環で行った自然教室になります。
エコパ伊奈ヶ湖では、この他にも自然観察会やピザ作り教室など様々自然教室を行っています。
興味がある自然教室がありましたら是非お問合せください♪