エコパで聞こえる虫の音♪

9月に入りみなさんどうお過ごしですか?

8月が終わり、夏から秋に向けて少しずつ季節が変わろうとしています。
エコパの最高気温も20℃~22℃と過ごしやすい気候になってきています。

森に暮らす生きものの主役も真夏の生きものから、晩夏の生きものにバトンタッチが始まっています。

晩夏の主役と言えば、バッタやツユムシ、コオロギなどの鳴く虫です♪

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写真は、ヘリグロツユムシです。
森林性のツユムシで、エコパの森にも多くいます。
基本は、夜行性で夜に活動していますが、日中は葉っぱの上で休んでいるので比較的に見つけやすいです。
広葉樹の葉っぱを好んで食べるので、広葉樹の木の周りを探すと出会えるかもしれません

雄は「グシュルルル」と一声で鳴き、雌は「ピチピチピチ」と鳴きます。

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写真は、ヒナバッタです。茶褐色の小さなバッタで、2㎝程度の大きさです。
お腹に黒い模様がついているのも特徴です!

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あしとお腹を擦りながら「チッチッチッチッ」や「チリチリチリ」と鳴いています。
ヒナバッタは、周りの音に合わせて鳴く声の鳴き声の音量を変える特性があるそうです。
周りがうるさいと大きな音、周りが静かだと小さい音と音量を変えるという研究結果があるそうです。

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ヒガシキリギリスです。
童話のアリとキリギリスでも書いてありますが、鳴く虫の代表の種類です。 
藪の中で「ギィース・チョン」と鳴きます。

ヒガシキリギリスは肉食性の強い雑食性。昆虫など生きた獲物を捕らえるための器官が他のバッタやコオロギの仲間と比べて発達しています。
それが鋭いトゲの生えた前脚と中脚。獲物にとびかかり、この脚で抑え込んでから大顎で
かみ砕いて食べてしまいます。

他にもコオロギやウマオイ、ヒロバネヒナムシなど様々な鳴く虫がいます!

虫が鳴く理由としては、「オスのメスへのアピール」「なわばりの主張」と言われています。
虫の音がオスがメスへのアピールと考えると少しロマンチックに聞こえませんか?

エコパに来た際は、虫が奏でる音色を意識して歩いてみるのもおススメです!