12月7日(日)に自然教室「カエル池おたすけ隊」を実施しました!

みなさま、こんにちは!

寒い冬の時期になりましたね。
エコパ伊奈ヶ湖では最低気温が-2℃になり、
地面に霜柱が発生し、森からはジョウビタキなど冬鳥の鳴き声が聞こえてきます。
徐々に冬の訪れを感じられるようになりました。

エコパ伊奈ヶ湖では12月7日に自然教室「カエル池おたすけ隊」を実施しました!
園内にカエル池という小さな池があって、
毎年時期になると多くのカエルとオマジャクシが現れます。
ですが、冬になると木の枝から落ちた大量の落ち葉が、
小さな池に積もって池が埋もれてしまいます。
また池の水の量に対して大量の落ち葉が腐れば水質が悪くなってしまいます。
落ち葉は小さな生きものの隠れ家や冬眠に必要ですが多すぎるのも問題です。

なので、今回は生きものが少ない冬の時期に、
カエル池の落ち葉をほどよく取り除いて池を綺麗にします!

みんなで落ち葉を取り除く理由を確認したら、準備していよいよ始めます!

カエル池の周辺に落ちていた大量の落ち葉!
この何十倍の量の落ち葉が池の周りの木々から落ちてきます。

池の前に集合してガイドから落ち葉のすくい方について説明します。

すくった落ち葉に生きものが混ざってないかよ~く確認します。
するとヤブヤンマと思われるヤゴが見つかりました!

作業方法が分かったら、みんな網を持って実践です!
足元に気を付けながら網で落ち葉をかき集めます。

すくった落ち葉から、生きものを探すのは宝探しのようでみんな集中して探していきます。
あちこちから、ヤゴがいた!なにかいた!と続々と声があがっていきます。

夢中に作業していくと池の落ち葉が綺麗になくなり、
たくさんの生きものが見つかりました!

最初は落ち葉で全体像が分からなかった池が…

落ち葉がなくなって綺麗になりました!

そして生きものが沢山見つかりました!
ヤゴ以外にもマメゲンゴロウという小さなゲンゴロウが沢山見つかりました。

落ち葉がなくなったら、小鳥が水浴びを出来るように足場となる枝を置きます。
どこに置けば小鳥が来てくれるかな~と話しながら枝を置いていきます

小鳥の足場が完成です!
冬になるとヤマガラなど小鳥たちがカエル池で水浴びをします。
離れたところから静かに待てば、きっと水浴びのときに使ってくれるでしょう。

作業が終わって、部屋の中で一息ついたら、見つけた生きものを観察します!
顕微鏡で脚や眼がどうなっているか自分なりに観察していきます。
初めて使う顕微鏡に最初は苦戦しながら使い方のコツをつかんでいきます。

気になる生きものは図鑑を使いながら種類を調べます!

生きものの観察を終えたら、ガイドからまとめの話です。
今回、みんなでお手入れしたカエル池には、今後2~3月の間にヤマアカガエル、5~6月にモリアオガエルが産卵に現れます。

生きものが住む場所の環境をお手入れすることで、生きものが安心して長く利用してくれます。
みんなでお手入れしたカエル池に、今後カエル達がやってくるのが楽しみです!
ご参加いただいた、みなさまありがとうございました!

エコパ伊奈ヶ湖の自然教室では生きもの関係以外にも、
冬にクッキーづくりなど盛りだくさんです!

みなさまのご参加もお待ちしております!