8月11日に自然教室「季節の自然観察会」を実施しました
みなさま、こんにちは。
早くも夏休み後半ですね。エコパ伊奈ヶ湖では8月11日(月祝)に「季節の自然観察会」を行い、夏のひと時、いろいろな生き物を見て楽しむことができましたので、ご報告します。
◆カエル池のアメンボ
当日はあいにくの小雨でした。色とりどりのカッパを着てカエル池を囲みました。アメンボの足は何本?水面に長くのびているのは4本だけ、6本無いね。残りの2本はどこにある?観察指導員さんの言葉掛けで疑問と気付きの連鎖が始まります。
◆アメンボ釣り
観察指導員さんが右手に音叉を持っています。音叉をチーンと鳴らして水面に入れるとアメンボが近づいてきます!アメンボ釣り成功!アメンボは肉食で、水面に落ちた昆虫類を捕獲します。音叉の振動を、水面に落ちて「助けてぇ」と慌てている虫の振動と勘違いしてしまうようです。
◆軒下のクモの巣
クモの巣に注目。イラストを見ながらクモの巣についてお話を聞きました。変わった獲物の捕り方として、壁についた小さな白い布団から周りにレーダーの糸のばしていたり、糸の先端に粘り球をつけて投げ縄よろしく振り回してガを捕まえたり、ケチな巣は糸一本だけでできているとか…。工夫を凝らすクモの巣はまさに千差万別、すごい。
◆アリの巣
段差プレートをそっと持ち上げて、アリの巣にお邪魔しました。お使いアリ、お世話アリなど、忙しくしているアリの様子を垣間見ました。
◆乗せたい!
オオセンチコガネ!キマワリ!甲虫を見つけた!掌に載せるのはちょっと怖い、でもお近づきになりたい…。ということで、木の棒に乗ってもらおうと根気よく粘って頑張って、やっと枝に乗ってもらうことができました。甲虫と仲良くなる第一歩をクリアしましたね。オオセンチコガネは触ると「ブイブイ(嫌いや)」と鳴いていました。
◆秋の実りに向かっています
コナラの小さなどんぐりが殻斗に覆われ守られています。秋に向かって着々と成長していますね。
◆セミの抜け殻 見つけました、採りました!
セミの本を覗き込みながらセミについてのお話を聞いています。セミの抜け殻を見つけたところなので、みんな興味津々です。
※園内の生きものは捕まえて持ち帰ることは出来ません。セミの抜け殻も観察したら森に戻してあげました。
◆丸太小屋の下
丸太小屋の下をみんなで覗き込んでいます。そこにあるのは、アリ地獄。ウスバカゲロウの幼虫が「エサ早く落ちてこい」と地獄の穴の底に潜って待っています。
◆セミの工作
小雨の中の散策を終えて、室内に戻りました。さて今日の工作はセミです。みんな次から次にセミを作って、手が止まりません。
木の柱にセミを止まらせると、とってもにぎやかになりました。
今日の観察会では、工夫を凝らして生きている虫たちをたくさん観ることができました。
みなさま笑顔で何よりです。
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